児玉郡神川町 神川町 板金塗装 右フロントフェンダー損傷 修理事例 田中自動車

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神川町 板金塗装 右フロントフェンダー損傷 修理事例

 車両の状態1

交差点直進時、脇道からでてきた車からぶつけられたとのこと。右フェンダーに大きな凹み、タイヤのエグレ、ホイールキャップ、サイドモール、左フロントドア前方付近に凹みがあります。

 車両の状態2

横からかなりのスピードでぶつけられているのでタイヤがハの字(外側)向いてしまっています。

 車両の状態3

ヘッドランプレンズにも傷がありました。細かな傷も見逃しません。保険事故によってできた傷や凹み・割れなどはお客さまのご要望がない限りすべて交換・修理していきます。それで保険料などが上がることもありませんし、基本来た時よりも美しく田中自動車に出して良かったなと思って頂くよう心がけて事故車両をみます。

 損傷周辺部品取り外し

外見から見た損傷部品・損傷部周辺の部品を外し、見えないところに損傷はないかなど、特にここには、気を付けてます納車後にフレームに歪みがでたり、まっすぐ走行しない、エンジンの調子が悪い(エンジン本体、ラジエター、付属品、センサーなど)エアコンの効きが悪い(エアコンコンプレッサー本体、エアコンホース、コンデンサ、エアコンパイプなど)などそういったことにならないようにするためです。足回りの点検、エンジンルームの点検、交換の準備をします。

 足回りの状態1

損傷箇所周辺の部品を外していくと、新たな損傷部品が出てきます。僅かなそれを見逃さないのも車体整備士の腕の見せ所です。ショックが曲がっているのが分かります。この状態では、タイヤに編摩耗ができたり、ショックのオイル漏れ等、弊害がでてきます。

 調色中

コンピューターで配合色、分量をだし僅かな色の違いはやはり人の目です。いくつもの塗料を使って、いくつものペーパーに色を塗って周辺のボデーに貼り付け本塗装をする色を作っていきます。塗装するものによって、一番大変な作業といってもいいでしょう。ここでの色の決定が大きく仕上がりに影響してきます。天気、気候、風、光、影が大きく影響します。緊張の一瞬です。

 フレーム部分塗装

バンパーホースメント・ラジエターアッパーサポートも素地で入ってくるので塗装をします。通常外から見たら見えない部分なんですが、お客様のご要望・保険での修理ということで作業させていただいております。跡からフレームに歪みなど出てこないようにするためでもあります。

 フェンダー本塗装

調色によってでた本当の色を本塗装で何度も重ねて塗っていきます。正直緊張の一瞬です。もちろん自信は、ありますしプロとしての誇りを持ってるつもりです。それが、逆に少しいたずらするのでしょうか本当にこの調色で良かったのだろうか。調色の配合は、コンピューターでやるといっても最後は人の目で微調整をしていく訳です。天気・天候・光の入り方・影の入り方、のぼり旗一つの薄い影でも色をつくるのには影響します。

 足回り部品の交換

ハブとショックの交換をさせていただき、念のためハンドル位置やサイドスリップの調整をし真っ直ぐ車が走るか、曲がった時に干渉部品などはないかをハンドルを切りながらの目視による点検・走行点検などで再度確認させていただきました。念には念をこれが当店の第二のモットーでございます。一人の人がずっと最初から最後までその車を診るのではなく、途中で別の人の目や手やもしくは足までも入れてみるといったこんな考えをしています。他店と比べて再入庫が少ないのもそこにあるのだと思います。

 完成

こんなに綺麗になりました。見えにくいかもしれませんが、右ドア前の小さな凹みは、フェンダー損傷した後にお客様が自ら付けてしまった傷なので、保険修理の1事故として保険会社承任がもらえませんでした。当店としては、いくら目立たない凹み、傷だとしてもこの際お客様のご負担なく直して差し上げたかったというのが本音です。しかし、そんな心配もよそに綺麗になあったとお客様は大喜び、「ここの凹みは俺が後からつけちゃったんだよな(もちろん作業前に確認はさせていただいております)」と言って下さって、お礼にお土産まで頂いて何かこういうことって本当に嬉しいですよね。いやいや、別にお土産を頂いたというのがただ嬉しいというのではなく、お客様から「良くやってくれた。ありがとう。」そう、『ありがとう』その『ありがとう』の為にこの仕事をやってるのかもしれないなと納車帰りの車の中でふっと思いました。何だか、帰り道が少し明るく見えたのは気のせいだったのかな。と今になって思うそんな私でした。


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